裁判へのいきさつ

原告側訴状内容

  • 台湾の即売会にて、とら社員があるサークルに日本じゃ通用しないと指摘。
  • サークル側(被告)がそのことを被告自身のmixiに記述。
  • mixiに書いたことにより、とらに損害を受けたと提訴。
  • 記事の削除を要求。ならびに謝罪・損倍賠償を請求。

原告訴状の冒頭にある「請求の趣旨」

訴訟物の価格 2,200,000円
貼付印紙額  16,000円
1.被告は原告に対し2,200,000円&訴状送った日の翌日から完済まで年5分の割合で支払え。
2.mixiの被告のページで
   見出し:株式会社虎の穴に対するお詫び
   内容(要約):
    株式会社虎の穴は日本人の恥であるという主旨の日記を掲載し
    同社に対する誹謗中傷を行い、その名誉を毀損した。
    これにより関係者に多大な迷惑をかけたことをお詫びします。
  という掲載を行え。
3.訴訟費用は被告が払え。

「損害の発生」(原告訴状の7-8ページより)

1.原告はお客様・クリエイター・スタッフ全てに『ワクワク』を提供する会社、
  日本人であろうと台湾人であろうと「誠意」をもって接してきた。
  これに対し被告は原告に対しmixiで一方的に「恥知らず」の汚名を着せた。
  更に被告はmixiで台湾語を書いていることから台湾人向けのサイトでも誹謗中傷やっている
  『と思われる』
  mixiは2010年4月14日の時点で2000万人のユーザー数。そして2010年3月1日から招待制から登録制となった。
  当該の日記(つまり原告が「損害を受けた」と指摘した日記)は少なくとも2ヶ月間誰でも見られる状態であった。
  その上被告は台湾人サークルへの営業活動を行っている原告に対し
  『何の根拠も無く』
  原告が台湾人・台湾人サークルを侮辱したと告知した(偽計による営業妨害)
2.以上の事から、本件日記による原告の被った損害を金銭に換算すると
  少なくとも200万円を下らない
3.弁護士費用相当額 金20万円

地裁へ書面を見に行ってくれた方の記載

とらバント(QmvMv6hw0)氏による東京地裁スネーク報告

第1回弁論準備書面(原告のターン)

基本的には上述のとおり。

更に追加すると原告は当該日記の削除を求めたのに対し
被告は削除したが、同時に当該日記の公開範囲を変更した。
(全体に公開 → 友人に公開)
原告は確認のためにマイミク申請したが断られた。
その代わりに削除した証拠として当該日記のプリントアウトを同封したが「これでは判らない」と主張。
更に「被告は本来法的義務の無い事まで対応と『開き直る』」と表現。

第二回弁論準備書面(被告のターン)

当然ながら名誉毀損行為については否認
被告が台湾人向けのサイトでも誹謗中傷やっているという証拠はあるのか?
原告の主張する不法行為には名誉毀損だけではなく「偽計による業務妨害行為」も含む?含むならどう主張するつもりなのか?

事件のあった2010/2/20当日の台湾即売会の状況
1.被告の居た音楽系の島に5名ほどの団体が近づいてくるのに気づいた。
 彼らは「工作員証 虎之穴」と表記されたスタッフ証を身につけていた。
2.その5人組のうち、先頭の男性2名が周囲を見回しながら、被告にも聞こえるような大きな声で
 男性A「ここら辺は…ああ、音楽系ですね」
 男性B「こりゃ日本じゃ売れませんね」と発言。
3.同じ日本人として恥ずかしいとすら感じた被告は日本語で
 「いやーあなた方がお探しのエロが無くて悪うござんしたね」
 「言っときますけど自分は日本人、そしてここら辺のサークルさんは台湾人だけど日本語理解できますよ?」
 と言った
4.しかし、男性Aと男性Bは被告をにらみつけただけで、何も言わずにその場を立ち去った。
 (その代わりグループの中の一人が被告に「日本人ですか?」と語りかけた)
5.被告はその発言をしたのがA澤であるかは当時不知

帰国後に被告はその事実を同人関連の仲間や友人に知ってもらうためにmixiに記載。
(原告の発言は日本の恥であるという指摘、公開範囲は全体に公開)
その上で原告会社の公式ホームページ上の問い合わせフォームから、台湾即売会で原告の会社名記載の
スタッフ証をした社員の上記行動についての報告と謝罪せずに立ち去っていったこと等を伝え、
企業として成長を望むであればまずは社員の教育をしっかりとすべきで、明確な対応を期待する旨の問い合わせを送信した。
(証拠文章見ましたが、被告はとても礼儀正しい内容の文章を書いていました。)
その返答は
「ご指摘いただきました内容につきましては真摯に受け止めさせて頂き、
 今後の運営に活かしてまいりたいと考えております。
 それでは、用件のみではございますがこれにて失礼させて頂きます」のみ
その返事も被告はmixiに記述。

5月18日、被告の元に、突然原告の代理人弁護士から内容証明郵便が送付されてきた。
(原告の発言は日本の恥であるという指摘の日記)
内容は「名誉毀損だ!当該の日記を消せ、謝罪しろ、賠償金払え」
日記は「実体験に基づく公共性のある事実」と「それに関する意見を公益的な目的で表明したもの」で
名誉毀損行為に該当するとは全く考えていなかったが、無用な争いを原告との間でしたくないという事で
・郵便を受領したその日のうちに、当該の公開範囲を「全体に公開」から「友人に公開」に設定変更し、
 被告がマイミクとして登録して特定少数者にしか閲覧できない状態にした。
・紛争の早期解決のため原告からの削除要請に応じることとし、同月21日には、
 指摘の日記のうち、原告が削除を求めた箇所を削除した上で、その旨を通知する通知書を原告に発送した。

ところが6月3日頃、原告は再び被告に内容証明郵便を送付
当該日記の発言を名誉毀損行為であると決めつけた上で、損害賠償請求することを予告、
謝罪文掲載を求めるとともに、原告代理人管理の登録IDをマイミク登録して、
一切の閲覧制限のない状態にして、被告の日記の該当箇所が削除されているか確認させるよう要求。
‐被告の個人情報その他のプライベートな情報が閲覧可能となってしまう
‐被告のマイミクのプライベートな書き込みや個人情報まで、原告側に閲覧可能となってしまう
よって被告は追加登録を拒否
一方で、被告は、6月4日当日の時点の該当日記を印刷した書面を送付することにした。
同時に、名誉毀損行為に該当するとは考えていないこと&原告の上記各要求に応じるつもりはないことを書面にして送付。

後日原告代理人弁護士から電話があったが、
紛争の拡大や長期化や望まないと言いつつ、原告側の要求内容は上記と変わらず、譲歩の姿勢は一切感じられなかった。
よってこれ以上の話し合いをするつもりはない旨回答した。

名誉毀損の成否について
・事実の公共性(原告のいう「公共利害性」)があること
・目的の公益性があること
・本件日記で摘示した事実が真実であること
よって名誉毀損は成り立たない。

第3回弁論準備書面(原告のターン)

被告が「実際に損害受けたというのなら財務内容公開して証明しろ」と書面で言っている事に対し
原告は「真実性、真実相当性の証明責任は被告にあるから、財務内容なんて見せられん」
原告「被告が台湾人専用のWebにとらの悪口書いているだろ?」
被告「そんな事実は無い、そう言うのなら証拠を示せ」
原告「被告は台湾語を頻繁に使っているだろ?だったらそういうWebに書き込んでいるのは容易に想像できる。白状しろよ」
という被告を貶めるような内容であった。

また第3回の追加提出証拠で新しいmixiのプリントアウトが出ていたが
「一部の友人まで公開」
の日記が提出されていた。
被告のマイミクの一部が原告に情報売ったか、非合法な方法でmixiから情報を取得したとしか考えられない。


後日談 - 原告の更なる台湾人への侮辱行為

これまでの弁論概要 の第8,9回弁論追記事項」にも書いてありますが、
当時被告の隣に居たサークル(台湾人)が男性A・Bの発言を聞いており、
被告側は発言を聞いた台湾の方二名の陳述書を提出しました。

しかしながら原告側は
・発言を聞いたという台湾人の「日文検定二級」がどれほどのものか甚だ疑問。
・(台湾人が)日常会話レベルの日本語の会話が聞き取れるはずがない。
・そもそも陳述書を提出した台湾人二名が本当にその場に居たのかも疑問。
『裁判という公の場』で主張しました。

その結果PlurkやTwitterを通じ、
この「原告の台湾人への侮辱発言」は一気に台湾同人コミュニティに広まりました。

  • 最終更新:2012-04-14 13:33:55

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